放射能から身を守るために
2011年3月、福島第一原子力発電所で事故が起こり、未だに収束の見通しは立っていません。
好むと好まざるとに関わらず、日本に住むわたしたちは、放射能のことを抜きに生活するのは不可能になりました。
放射性物質は風に乗り水に流され、空気や海や川や土を汚染し、魚や植物を汚染しています。
放射能を浴びることによってだけでなく、放射性物質を身体の中にとりこむことによっても、わたしたちは被ばくします。
空も海もつながっているのですから、原発から遠くにいても安心というわけではありません。
怖がりすぎてもいけないでしょうけれど、無防備でいては健康を守れません。
そういう時代になってしまったのだとしっかり認識し、放射能のことを知って賢く防備していきましょう。
何より、子どもたちと未来のために。
【しっかり覚えておきたいこと】
◆ 日本の法律では、
一般人の放射線量の年間許容量(=我慢の限界)は1ミリシーベルト
毎時0.6マイクロシーベルト以上は「放射線管理区域」
職業的に放射線を浴びる人の年間許容量は年間20ミリシーベルト
と決まっています。
◆ 放射線に対する感受性は人によって違うので、 これ以下なら安全という線量はありません。
◆ 放射線に対する感受性(影響されやすさ)は年齢や性別によっても違います。
(胎児>乳幼児>子供>成人女性>成人男性と言われています)
高齢になればなるほど感受性は鈍くなります。
【外部被ばく・内部被ばく】
◆ 被ばくには「外部被ばく」と「内部被ばく」があります。
・・→nonbiriotoさんの記事「外部被曝と内部被曝」を参照してね。
◆ 自分の行動半径内の放射線量を知り、 外部被ばくをできるだけ避けましょう。
(原発の周辺だけでなく 関東にも環境放射線の高い場所がたくさんあるので要注意です。
毎時0.1マイクロシーベルト以上の所では気をつけた方が良いようです・・←外部被ばくだけで年間1ミリシーベルト以上)
◆ 内部被ばくについては、広島に原爆が投下されてから58年間、
被爆者の治療に当たってきた肥田舜太郎先生のお話を参照してください。
「58年間ヒバクシャを診てきた 」(肥田舜太郎先生のお話)
◆ 「一般の人の年間許容量(=1ミリシーベルト)は本来、【外部被ばくと内部被ばくの合計】ですが、
内部被ばくについては、政府はほとんど言及していません。その裏には何か事情がありそうです。
こちらをご覧ください。
2011/05/27 矢ケ崎克馬氏琉球大名誉教授インタビュー
Nixeさんが文字おこしをしておられます・・→(1) (2) (3) (4)
◆ チェルノブイリで5年半医療支援活動をしておられた菅谷昭氏へのインタビューです。
「情報を開示し、子供と妊産婦を守れ」
◆ 経口による内部被ばくを防ぐために気をつけたいことをまとめてみました。
食品のこと
【被ばくを防ぐために】
◆ 武田邦彦先生のブログから、東京近郊で気をつけたいことをまとめておきます。
◇ 家の中をよく水拭きする(家具等も)
◇ ベランダ、玄関、家の前、道路に水を流し、モップやデッキブラシでこする。
◇ 汚染されていることがわかっている雑草、芝生は刈り取る。
◇ 側溝、落ち葉だまり、雨どいの下を掃除する。
◇ 洗濯物は、取り込むとき、軽くはたく。
◇ 時々放射能の影響の少ないところで体を休める。
◇ 子どもはできるだけ地表から高いところで生活、移動するように心がける。
地面を這ったり、土のグラウンドの地面すれすれで長い間運動をしたりしない。
公園や芝生にはあまり入らない。砂の交換が行われていない砂場では遊ばない。
◇ 雨にぬれないように気をつける。子どもがぬれた場合はシャワーを浴びる。
◇ 雨の日は地面の粒が流れて水たまりに移動するので、子どもが水たまりで遊ぶのを注意する。
◇ 風の強い日は地面の放射性物質がまき散らされるのでマスクをする。
(こちらからダウンロードできます)
★ チェルノブイリに関する動画や情報はこちらにまとめました・・→「チェルノブイリで起こったこと」
★ 原発に関する記事はこちらです・・→「原 発」
おススメリンク
◆ 放射線量・汚染地図他
福島ならびに近県の放射線量マップ
早川由紀夫先生の火山ブログ
アクロ(ACRO)による日本の放射能モニタリング結果
製造所固有記号@ウィキ
◆ 原発・放射能・被ばく等の情報
武田邦彦先生ブログ
市民放射能測定所
Peace Philosophy Centre
放射能防御プロジェクト
チェルノブイリ救援・中部
内部被曝についての考察 (矢ヶ崎克馬先生)
私のための原発メモ (中山千夏氏)
放射能について正しく学ぼう
福島事故、スリーマイル島事故、チェルノブイリ事故関連資料 (原子力安全研究グループ)
◆ 子どもたちを守るために
放射線被ばくから子どもを守るために
印刷して活用してください (NPO法人・セイピースプロジェクト)
低線量被ばくから子どもを守るために
××団の「むちむち放射線講座」in blog
SAVE CHILD
Moms to Save Children from Radiation
子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
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心援隊
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